腱板断裂 (右肩)

そもそもは7年ほど前、地下鉄銀座駅構内でサラリーマンらしき男の人が走ってぶつかってきてそのまま走り去った。

肩の痛みがひどく、病院にいくと腱板損傷。

3ヶ月弱治療に通った記憶がある。

ひと月近く前、狭いところに手をつっこんで物を取ろうとしたとき、肘と腕を挟まれ、激痛が走り…バリバリバリっという音が聞こえた気がした。

骨折かと思ったらMRI検査の結果、右肩腱板断裂の診断。

主治医は当初、2、3ヶ月このまま様子をみましょう。

私、長崎でカフェを…時間がないんです

主治医の紹介で総合病院の肩の専門医の診断を仰ぐ。

『 腱板断裂は手術しないと治りません。

これから先、痛みが軽くなるか更にひどくなるかそれはわかりません。

入院約1ヶ月、安静3ヶ月、完治かどうかみるまでに半年です。

ただ、緊急手術ではないですよ。

だから申し込んでもひと月近くかかりますよ。

予約入れますか?  どうしますか?

ろくに問診もなく、MRIの画像だけをみて医師は言った。

ちょっと待ってください…ひと晩考えますと言って帰ってきた。

夫の考えはさっさと手術してしまった方がいい

野球選手がよくやっているじゃないか

調べれば調べるほど不安に襲われる。

3ヶ月の間に再断裂のケースが多いとか、術後何ヶ月も経つが痛みで眠れないとか。

半年では仕事に復帰はできない、1年はかかるとか

手術適応の判断基準が断裂5割以上、女性の場合、65才以下とか。

半分断裂している私の場合、年齢的にも微妙

手術そのものより予後が大変なことを知る。

手術をしたら秋に予定しているカフェのオープンは大幅にずれ込むだろう。

手術しなければ右手が利き手なのに、カフェなんてやっていけるだろうか。

オープンした後に休業するような羽目になるのが一番困る。

手術するか否か…気持ちがころころ変わる毎日

橋整形外科 (千葉・船橋市)

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そんな時、鍼灸師として独立開業している友人が肩の名医と言われている医師を数人リストアップしてくれた。

その中に船橋整形外科・菅谷医師(内視鏡手術の名手)の名前あり。

手術しなければいけないものなら名手と言われている先生にしてもらいたいと思い…セカンド・オピニオンを受ける(正確にはサード・オピニオンか)

予約時間の3時間後に名前を呼ばれて診察室へ。

船橋整形外科では事前に研修医と思われる医師が問診を行い、パソコン入力していく。

診察室に入ると、何人もの研修医たちがずらりと居並び…びっくり

MRIの画像しか見なかった医師と違い、菅谷医師は立った姿勢での両手の動きや肩の動きをチェック、横になっての同様のチェック。

確かに断裂は大きいけど…○○が小さいから、その○○がよく聞こえなかったのだが、菅谷先生は言った。

俺の中では手術はないね

カフェ、やんなよ

リハビリで改善するからさ。

それでもどうしてもよくならなかったらその時考えよう。

長﨑でも俺の弟子のいい医者を紹介するからさ

と、ホントにこんな口調で

テレビでみる感じとは少し違ったが、精悍な印象を受ける。

私も単純だが…即座に手術はしないと決め、少しホッとした。

菅谷先生、頼りにしてます

友人のひとりが言った。

わかった

断言してくれるような人が好きなのね…俺について来いみたいな…

う~ん、それはちょっとちがうけど

人間の気持ちって不思議だ。

人混みが恐いと思いながらも出歩き…ずっとブルーな気持ちを抱えていた。

ちょっとしたことで霧が晴れたような気分になれる。

人生には上り坂、下り坂、そしてまさかの坂がある…と何かで読んだことがあるが、私にとって、まさにまさかの坂だった。

転勤の時と同じく、なんで今なの~~

と泣きたい思いだったが…不幸中の幸い

目下、左手を特訓中

船橋はちょっと遠いけど、週1の割でリハビリに通い、家でのリハビリ励みます