いちごのババロア

いちご(長崎産・さちのか)

うれしいことに 年が明けて、いちごの値段が下がってきた。

これはなんと1パック400円を切る値段で、小粒ながら新鮮で甘い。

いちごの品種はたくさんあるが、なんと言っても西の横綱は「あまおう」、東は「とちおとめ」だろうか。

子どもの頃は祖母が家の裏山の小さな畑で作っていたいちごを摘みにいくのが楽しみであった。

細いストローのような麦わらで、母がいちごを入れるかごを編んでくれて…幼い頃の記憶である。

昔は5月ごろだったと思うが…ハウス栽培のおかげでいちごの旬って冬なのか春なのか…

息子たちが小さかった頃から、いちごが出回るようになるとよく作ってきたいちごのババロア。

ずっと、ババロアと言ってきたが、卵を使わないから正確にはいちごのムースかもしれない。

家庭用は20cm のリング型で2パック使う。

もう何年も前のことだが、おとなになった息子たちに、久しぶりにいちごのババロア作ったよ~と切り分けてお皿に出すと…

甘いものに目がない長男が オレ、おかんの作るものでこれがいちばんうまいと思う。

え~っ❣。

もっと他にないんかい…

おふくろの味がいちごのババロアとは…

おかんは喜んでいいのやら…なんとも複雑。

いつの頃からか…息子たちからお母さんと呼ばれなくなった。

おかん、おかあ、そして、時には ひでちゃん…はたまた、ひでこ。

息子の言葉を思い出しながら、久々に作ってみたいちごのババロア。

今回は1パック使って、少量。

あったかいお部屋で冷たいババロアはいかがでしょう。