リフォームの成功と失敗 その1

リフォーム (キッチンの場合)

2階自宅部分の約12畳のLDKスペース。

キッチンがまる見えは避けたいので、2100サイズの対面キッチンを選択する。

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メーカーはクリナップ・ラクエラ。

吊戸棚もなく収納が少ないので対面カウンターの下部分を物が置ける収納スペースに。

実はこれ、船橋のミサワホームのモデルハウスでみて、アイディアいただき。

ミサワの場合はカウンター高がもっとあり、中に照明器具が埋め込んであった。

キッチン背面の窓下に収納カウンターを作ってもらう。

3分割にして左右に棚板を取り付けて扉はつけず、オープンに。

真ん中は分別ごみ箱収納スペース。

キッチンワークトップとカウンターの間は70センチしかない。

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狭いが、窓があるのでそれほどの圧迫感はなく、サッと振り向けば物に手が届く。

黒に見えるが黒ではなく、黒に近いこげ茶。

実はこれ、再度、作り替えたもの。

初めに作ったのはもう少し明るいこげ茶。

塗装の臭いがきつく、部屋を閉め切って30分ほどいたら、目がチカチカ。

具合が悪くなって…マイッタ。

紛れもないシックハウス❣

これは耐えられないと思い、思い切って作り替えることに。

当初、パナソニックのカウンター用建材ベリティスしようかと随分迷ったが、色と価格がネックで工務店の提案する安価なものに決めたのが最大の失敗。

安物買いの銭失いとはこのことか…

塗装は岐阜の暖炉屋の社長に教えてもらったオスモカラーを指定して再度作り直してもらう。

オスモカラー ウッドワックス (ドイツ製)

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非トルエン・キシレン塗料とある。

無臭というわけではないが、化学物質特有の臭いは全くない。

ひまわり油、大豆油、アザミ油が原料なので当然、油の臭いはするが不快ではない。

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オスモカラーは使用する木の種類によって色の出方が随分と違うという。

色板の見本よりも濃く、黒に近いこげ茶に仕上がった。

塗装によるシックハウスの為に作り替える羽目になるなんて予想だにしなかった。

追記①:オスモカラーはキズや汚れに弱い一面がある。

なんでも一長一短か。

新聞や雑誌や小物等を入れる棚をコンロの裏側の壁に作ってもらう。

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1万でも2万でもコストを抑えたいと考え、当初は予定になかったが、これは正解だった。

細部ではああすればよかった、こうすればよかったとの思いはあるが、キッチンのデザイン・レイアウトに関しては概ね満足…なんて自画自賛。

欲を言えばキリがない。

追記②: コンロはIHを選択。

ガスにしようかどうしようか…少し迷いはあったが、IHにして正解。


夏場の煮炊きがガスほどに暑く感じないから、苦にならない。


第一、安全面は大きいと思う。

追記③: 今回のリフォームで最大の失敗はキッチンの向き。

キッチンのレイアウトに関しては概ね満足…自画自賛 なんて、実に愚かだった。

我が家の2階の窓からは家々の合間にちらっとだが、海が見える。

海に沈む夕日が美しく、息をのむような夕焼けが広がる。

私はこの美しい夕焼けに背を向けてキッチンに立っている。

キッチンの位置を決める時、ドアや窓の位置関係、既存の照明、換気扇の場所などを考えると、この景色に背を向けるのは残念だけど、仕方ないと諦めた。

引越してみて3年も過ぎてから、この選択は大きな誤りだったと返す返すも後悔の日々。

キッチンの向きを逆にしたら、お料理する時も食事の時もこの夕焼けを眺めることができたのに❣

ドアが、窓が、それに換気扇も…冷蔵庫や食器棚の置き場にも困る。

どうしようもない、無理だと思い込み、早々に諦めてしまった。

ちょっとした発想の転換があれば、無理だと思い込むことはなかったかもしれない。

ドアは反対向きに付け替えることができたかもしれない。

この景色のためなら、換気扇や冷蔵庫のために窓が半分つぶれたっていいじゃないか…と今更どうしようもないことを思ってしまう。

思い込みほど恐いものはない。

何にでも言えることかもしれないが、思い込みを捨て、発想の転換が大事だとつくづく思うこの頃。