北欧の旅・ノルウェー (Ⅰ)

オスロ

オスロ着後、フログネル公園へ。

緑深く、澄んだ空気の広大な敷地の公園。

さわやかな風が心地よく。

現地のガイド女史は実にユニークな話し方のおもしろい人だった。

フログネル公園はノルウェーの彫刻家、グスタフ・ヴィーゲランの何百体もの彫刻がある さながら庭園美術館のよう。

ランダムに載せているが…

何百体もの老若男女…

ガイド女史の話によると、人が生まれてから死ぬまでの精神世界を表現しているという。

生老病死…人間の欲望と喜びと苦悩がアートで表現された世界。

できあがるまでに13年の歳月がかかったとか。

ガイド女史の話をすべて憶えてはいないが、フログネル公園はノルウェーの人々にとって、心の拠りどころなのだと。

オスロでは1時間だけの自由時間。

近くだったら『フグレン』に行ってみたいと思っていた。

2~3人の人に聞いてみたが、私の発音が悪いのか…知らないとの答え。

事前にきちんと下調べをしないのが悪いのだが。

オスロの街は人通りも多くはなく、ゆったりとした時間が流れているような印象。

オスロ大学

ちなみにノルウェーは大学、大学院ともに学費は無料だそう。

しかも、返還不要の奨学金もあるらしい。

オスロではシェアサイクルが盛んなのだろうか…

路上に刻印されたノルウェー語の文字はイプセンの言葉だそう。

何ヶ所もあった。

イプセンってノルウェーだったのか…何となくロシアの印象があった。

まだ10代の時に、初めて観た演劇が人形の家のノラを演じた市原悦子さんの舞台だった。

その頃は…いつかは私も…なんちゃって。

この建物はなんだろう…よく見ると、2階には上野駅の構内にもある ハードロック・カフェ。

1階にはセーターのブランド、ダーレ・オブ・ノルウェーが入っている。

グランドホテルの1階にはグランドカフェ。

1時間の自由時間のあと、ハダンゲル、ソグネフィヨルド地区へバスで移動(380キロ、5時間の予定)

ホテル到着は7時のはずだった。

到着後、ホテルで夕食のはずだった。

途中、休憩タイムに寄ったパーキングエリアで、二人組のパトロール隊員のような人が近づいてきて、バスの運転手を連れ去り…なかなか戻ってこない。

いったい、何が起こったんだろう…

しばらくしてわかったのは、運転手の旅客輸送のライセンスが6月で切れていた。

代わりのドライバーがやって来るのにこれから2時間はかかるという…がぴぃ~ん ❣

立て続けに、なんという不運。

旅先でこんなトラブルがあると、たとえベテラン添乗員でも大変だろうなぁ。

でもしばらく待っていると、エリア内にあったホテルで夕食を摂ることができた。

山小屋ふうのなかなか素敵なリゾートホテル。

ここに泊まりたいね…

思うことはみな同じだ。

バスの運転手がおわびのしるしに、みなに飲み物を1杯ずつふるまうというおまけつき。

ブッフェ・スタイルだったが、おいしいね…という声があちこちから聞こえてくる。

ツァー料金に含まれた食事の中で、いちばんおいしゅうございました。

黒山羊のチーズがクリーミーで、キャラメルのような甘さを合わせ持ち…最高 ❣

みかけは悪いが、にしんのマリネも美味。

これも不幸中の幸いなるかな。

ホテルに着いたのは10時半を回っていた。

唯一、バスタブのついたホテル ❣

ホテル・リンドストローム

森の中のペンションのような…

早朝のひんやりした空気がすがすがしく。

ここからまたバス、船と乗り継いでフィヨルドクルーズヘ。

次回はノルウェーの旅のハイライト、ソグネ・フィヨルドを。