2022 年大晦日

1年の終わりに

1年経つのがなんて早いことだろう。

大変な時代になったものだ。
世の不条理をいやというほど感じた年だった。

喜び悲しみ、幸不幸…すべては紙一重ではないだろうか。
すべては生きていればこそ。


今年の年越しそばは長崎産玄そば。
諫早市森山町の慶師野という地区で採れた新そば。
慶師野? 
そんなところがあったなんてことも知らなかった。
明記はないが、二八に近いのか?
十割よりも二八が好みである。
それも細麺。
うどんもそばもスパゲッティも麺類は細麺が好みである。
そうめんだって糸のような極細の…細ければ細いほどいい。

どんぶりは師匠の作品。
もう十年以上 日々、愛用してます ❣


今年もおせちが届いて、楽をさせてもらって、母はただただ、感謝。
今年のは椿山荘。
その昔、椿山荘では食事を一度、アフタヌーンティー・セットを一度、お茶を幾度か。
おせちは初めて。
何も作らず、年末はプチ掃除とお屠蘇の準備をしたのみ。

シャカリキになって、大掃除や夜遅くまでおせちの準備をしていた頃がうそのような。
こうしなければならない、こうでなければならないという思い込みや思い入れを取り払ってしまうとこんなにも楽なものかと思う。

世の中は誰かの…

10/25発行の 雑誌・クロワッサンをパラパラとめくっていたら、『本を読んで、会いたくなって。マドモワゼル・愛さん』の紹介記事に目が留まる。

『自分を励ます本』
副題が あなたらしい “幸せ” をつかむ一番の方法とある。
ちょっとご紹介。
「人間というのは、自分自身に納得する、自分自身を受け入れる、今の状況をよしとする、ということをしない限り、幸福感というものが訪れないようになっているんです。
自分の運命や自分自身を受け入れること抜きに、心の安寧は得られない…」
最近、とんと本を読まなくなったが、ちょっと読んでみたくなった。

言葉の力って大きいなぁと思う。
傷ついたり、逆に人を傷つけたり、力づけられたり。

世の中は誰かの仕事でできている…という缶コーヒーの CM がある。
物を買ったり、食べたり、サービスを受けたり…そんな時によく思い出す言葉。
先日もまさにそう思うようなことがあり、感謝の気持ちでいっぱいになった。
世の中は誰かの仕事でできている…
もしかして、私のこのムランセも❓
なんちゃって…
ちらりと思ったが、ムランセは仕事ではなく、趣味だと思っている夫。


年内最後の営業は12月17日。
いつになく 立て込んで…
申し訳ないほどお待たせしてしまった最後のお客様は半年前に引っ越してきたというご家族連れ。
小学1年生だという小さな紳士のご注文はティータイム・セット。
お飲み物は裏メニューのぶどうジュース。
お父さまは焼き菓子セットでコーヒーを、お母さまはスコーン・プレートと紅茶。
(写真は実際の物とは若干異なります。)

召し上がった後、小さな紳士がひと言。
今までで 最高です ❣

きゃっ ❣
おばさんはうれしかったですよ。
おかげで、うれしい 1年の締めくくりとなった。

今年もまことにありがとうございました。
おかげさまで、細々とですが…なんとか続けることができています。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。