5年が過ぎて

好きな色は紫


カフェのオープンまでの道のりを…と思って、このブログを始めたのは5年前の2月9日。

3年前の2月9日に母が亡くなった。

忘れることができない2月9日という日。

3年も経ったなんて…ついこの前のことのような気もする。

いろいろあったなぁ。

夫の母は病に倒れてから5ヶ月足らず、私の父も半年ほど、母は8ヶ月あまり。

3人とも1年にも満たない短い闘病生活だった。

それぞれの姿からはいろいろなことを教えられた。

これ、おいしかね…と言っていた 母が好きだったスコーンを焼く。

プレーンといちじく入り。

いつも同じことを言っているが、この席で焼き立ての熱々のスコーンを食べさせたかった。

何年経っても悔やまれることばかり。

後悔だけは得意なり❣

夕刻、父と母が眠るお寺と実家へ。

二十数年前、母から 墓所を処分して お寺にできたばかりの納骨堂を買ったと聞かされた時はびっくりしたものだ。

納骨堂⁉

当時は納骨堂はまだそれほど一般的ではなかったように思う。

墓所も家を建てるより先に、30代で求めた人だ。

誰も入っていないその墓所は実家から目と鼻の先にあったが、階段を上って行かなければならなかった。

年齢を重ねて、膝を悪くしたことで決断したのだろう。

母よ、あなたの選択は正しかった❣

先日、息子のお嫁さんから大阪の山奥にあるという自家焙煎珈琲豆店・山粋のコーヒー豆が届いた。

エチオピア、グァテマラ、ブラジルの3種。

欠点豆がきれいに選別された やや深煎りのスペシャルティー・コーヒー。

まだお嫁さんはいない息子からヴィロンの粉とジャムが届いた。

今度、パンだけではなく、スコーンも焼いてみよう。