2月によせて

いまだ修業中…

ご覧いただきありがとうございます。
2016年2月9日、ただいま修業中…のタイトルで始めたこのブログ。
7年も経ってしまったが、いまだ試行錯誤。

人生は上り坂、下り坂、そして、まさかの坂があるというが…まことに。
まさかの坂をいくつ越えてきただろうか。

2月9日は母の命日でもある。
母のことをいつも、お母さんてかわいいよね~かわいかったよね~と、いまだに言ってくれる友人がいる。
どこが⁉
と、いつも反論❣
娘の私にはとりわけ厳しい母だった。

不思議なことに、亡くなってから母がいつも身近にいる感覚。
母のことを思わない日はない。
夢ででも会いたと思うが…なかなか夢にも出てこない。

マカロンに挑戦

いつかマカロンを作ってみたいと思ってきたが、なかなかエンジンがかからず。
重い腰を上げて、やっと。
マカロンで検索すると、レシピがいろいろ。
動画もいろいろ。
なんと便利な世の中になったことだろう。
が、マカロンは難易度が高いお菓子。

食紅などはないが、抹茶なら買い置きがある。
手始めに抹茶のマカロン。
卵白に乾燥卵白を足して使うといいというので、乾燥卵白を買っていた。
乾燥卵白なんてものがあることを知らなかった。
大手の製造元はキューピー。
なるほど…ガッテン❣


マカロンの生地を焼いた時に下にぽにょぽにょと出ているものをピエというのだそう。
フランス語で足の意味があるのだとか。

抹茶のガナッシュ(チョコレートに生クリームなどを合わせて作るクリーム)の分量を間違えてゆるゆるに。
慌てて作り直して、冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
生地の上にガナッシュを絞り出して、あとの1枚でサンドする。
力が入り過ぎたのか、挟んだ生地がつぶれてしまったり…
元来が絞り袋の扱いが苦手ときている。
参考にしたレシピはガナッシュがかなり固め…するするとは絞り出せなかった。
分量を間違えてゆるゆるになったガナッシュと合わせてちょうどよかったのかもしれない。


若い頃、マカロンって小さいのに、なんでこんなに高いんだろう。
そんなにおいしいか❓
自分でお金を出して買うほど、それほど好みではないと思っていたが…
旅先で食べたマカロンのおいしかったこと❣
マカロンてこんなにおいしかったの⁉
それ以来、いつか自分でも作ってみたいと思っていた。


小さくてもマカロンが高いのはひとえに原材料による。
マカロンには小麦粉は使用せず、アーモンドプードル、粉糖、卵白、チョコレート、生クリームなど。
自分でお菓子を作るようになって実感したことが、砂糖ひとつとっても値段に何倍もの開きがある。
原材料を吟味すれば、当然原価が跳ね上がってくる。
細目グラニュー糖なるものがあるなんてことすら知らなかった。
粉糖はグラニュー糖を加工したものだという。
粉糖は湿気を吸いやすく、すぐに固まってくるから小量ずつしか買えず 扱いが難しい。

2回目はチョコレート味に。
生地(マカロンの生地のことをコックというのだそう)にはアーモンドプードルとピュアココア、粉糖。
抹茶の時は適当に絞り出していたが、大きさを揃えるために、オーブンシートに小さなグラスで円を描き、その上にまたオーブンシートを重ねて、映った円の上に絞り出すことに。


卵白を泡点てている時に突然、ものすごい音を立ててハンドミキサーが暴走❣
本体から羽根がはずれて ぐにゃりと曲がり、たちまち壊れてしまった。
お菓子によって使い分け、3台あるハンドミキサーの中では高額で高性能だと思っていたのだが…
こんなことは初めてである。


メレンゲが少量だけど飛び散ってしまい、生地がほんの少々固めに…そのせいか絞り出したら抹茶の時よりもつんと角が立ってしまう羽目に。
お菓子作りには正確な分量が大事だと実感。
そして、お菓子作りを助ける専用の器具などもあったら仕上がりがもっと期待できるものになるだろう。

生地の粗さも目立つ。
マカロナージュが悪かったのだろう。
マカロンではアーモンドプードルや粉糖とメレンゲを合わせるマカロナージュという工程が大事らしい。
これがうまくいくかどうかで形のよいマカロンができるのだとか。

スコーンも然り。
形のよいものを作るのが苦手なり。

今回、アフタヌーンティー・セット【B】でマカロンをご提供。
形が悪いですが…といい訳しながら。


果たして、3回目は少しはマシになるでしょうか。